・視覚化とイメージの構築。

視覚化とは心に浮かべたイメージ像をあたかも目の前に本当に存在するかのように
文字通り視覚化する事。

最初は四拍呼吸をしながら、光の視覚化を行うのが良い。
呼吸に合わせ、吸う時に自分の足の下から光が胸の辺りまで上って来て、
止めている間に収束し、光の玉となる。
そして吐く時に下腹部(臍の下)辺りを通り足元に抜けていく。

これを繰り返し、本当に光の眩しさが感じ取れるようになるまで訓練する。

同じ訓練で頭の中に林檎をありありと浮かべ、形、艶、色、香り、感触に至るまで
細部まで想像し、その皮を剥く訓練を行っても良い。

決して想像を無意識に任せて進ませてはいけない。
あくまでも意識で統率しながらイメージを進めていく事。

この訓練は呼吸法がしっかりと出来てこそ行う初歩の初歩第二段階です。
いきなりこれから始めた所で上達が早くなる訳でもなく、
魔術は基本的な流れに沿って一つづつクリアしていかなければ本質は見えてきません。

さらに上の段階へと昇りたくなったり、もっと詳しく魔術を探求したい人にはお薦めの一冊が有ります。

「魔法入門 カバラの密儀」著:W・E・バトラー 訳:大沼忠弘